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上から目線の臨床心理士になってはいけない!!



臨床心理士は言わずも知れた現時点で最高峰のカウンセラー資格です。

また研修の質も他のカウンセラー資格と比べてかなり高いです。

そのため、上から目線でものを言ってしまう臨床心理士というのも後を絶ちません。

特にスクールカウンセラーや一人職場ばかり働いていた人はその傾向が強いようです。

また、「臨床心理士=すごい資格」という認識も手伝って、「なんだか偉そうな人」と思われがちなところもあります。
そのため、「なんだか偉そうだな」と見てくる人もいます。

だからこそ、臨床心理士謙虚になる必要があるのです。

例えば、「俺のカウンセリングでクライエントが良くなった」なんて絶対に思わないこと。
「この心理検査で得られた知見が絶対に正しい」とは思わないこと。

人は周りとの関係の中で生かされています。

だからこそ、謙虚に周りの声に耳を傾けて行動をするということがとても大切なのです。

臨床心理士を目指す方は、どうぞこのことを忘れないでくださいね。
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臨床心理士の資格取得は何歳まで?



臨床心理士の資格取得は何歳までがいいのでしょうか?

私の個人的な見解としては、「早ければ早いほど良い」です。

臨床心理士の資格が草分けの時代は、何歳まででも大丈夫でした。

また、できれば社会人の経験をしていることが望ましいと言われていました。

スクールカウンセラーも制度が始まったころは、人手が足りなかったので、退職した校長先生が臨床心理士の資格を取得してスクールカウンセラーになるということもありました。
また、定年というのもなかったので、70歳過ぎてもスクールカウンセラーとして働いている人もいました。

なので、昔であれば、50歳でも臨床心理士の資格取得は普通だったのです。

しかし、今は臨床心理士の仕事も充実してきています。

病院や公務員は募集は少ないですが、児童デイサービスやサポステ、療育施設、フリースペース、嘱託の公務員、産業領域など、働ける場所はどんどん増えています。

また、公認心理師の資格も出てきたので、働ける場所はどんどん増えてくるでしょう。
(それでも臨床心理士と併用しないと仕事に就くのは難しいでしょうが)

新卒採用の臨床心理士の職種も増えてきています。

そのため、できれば20代のうちに大学院を卒業して、30歳までには臨床心理士の資格を取得することが望ましいのです。

開業を考えている方も、資格取得後は現場経験が必須なので、それを考えると若いうちに取得したほうが良いでしょう。

ただ、非常勤の職種で十分という人は、40代過ぎても大丈夫です。

また、退職後の人生として臨床心理士を考えている人は、働きながら通信の大学・大学院で資格取得も目指していくという道もあります。

非常勤の職種を掛け持ちして、最終的には自身のカウンセリングルームを開くというのはある意味合理的かと思います。

ただ、臨床心理士として常勤職を目指したいのであれば、若い人を採用したがる企業や職場は多いので、何歳まで?と聞かれると、私としては「早ければ早い方がいい」と思います。
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臨床心理士の資格更新と費用について


晴れて臨床心理士を取ったとしても、それで終わりではありません。

臨床心理士は、更新制度があります。
資格を取得した後も研修や学会の参加をして、更新のポイントを稼がないといけません。

5年間で15ポイント以上が必要となります。

ちなみに、学会や研修、ワークショップに参加するそれぞれ2ポイントもらえます。また、5年間だと一年に3ポイント稼げればほぼ更新基準のポイントは満たせれます。

つまり、1年間に1〜2回、学会や研修会に参加すれば大丈夫と言う計算になります。
学会や研修会は、臨床心理士会が規定しているものを受けなければいけません。

臨床心理士会や都道府県の臨床心理士会が主催している研修会、日本心理臨床学会や精神分析学会、認知行動療法学会などの学会に参加していく必要があります。
(中にはポイントが着かないものもありますので、しっかりと案内を読んでおくことをお勧めします)

まあ、日本臨床心理士会に所属していれば、そこからいろんな研修会の案内は来ますので、そちらに参加していけば5年後にはポイントは十分稼げているでしょう。

5年後には資格更新の資料が送られてきます。

その書類に記入して、必要な書類や参加の証明書を送り、更新費用2万円を支払えば、更新手続きは終了です。

詳しくは臨床心理士の資格を取得した時に、更新手続きのマニュアルも届きますので、そちらを見て頂けるといいと思います。

私も臨床心理士の更新手続きをしましたが、滅多なことがない限り、真面目に学会や研修に参加していれば比較的楽にできると思います。(ただ、学会や研修会の参加のお金をどう捻出するかが結構大変なのですが)

以下も良く読まれています☆
心理学 卒業論文 テーマ
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臨床心理士 仕事 就職
研究計画書 書き方
臨床心理士 給料 相場
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臨床心理士資格試験の面接試験で言ってはいけないこと


筆記試験に合格すると次に待っているのは面接試験です。

面接では大学院の仲間同士で集められて、そして一人一人面接官の待つ部屋まで行くことになります。面接官は2人です。10分〜15分の短い時間で合否が決定します。
しかし、面接ではどう答えていいかわからないことも多く、困ってしまうことも多いだろうと思います。

ここで、大切なことは面接では聞かれたことにはっきりと簡潔に答えるということです。
ちなみに、面接では以下のことが質問されると思います。

出身大学
名前
現在の仕事
修士論文のテーマ
指導教官
大学院で学んだこと
専門分野
なぜ臨床心理士になりたいと思ったのか?
あなたは臨床心理士に向いていると思うか?
臨床心理士としてどう活躍したいか
今の仕事と臨床心理士としてどう動いているか
今後の課題

などなどがでます。また、どこかで面接試験でどのようなことを言われるのかをまとめてアップしたいと思います。

ちなみに、面接試験のポイントとなるのは2つ
「なぜ臨床心理士になりたいとおもったのか」
「あなたは臨床心理士に向いていると思うか?」です。

「なぜ臨床心理士になりたいとおもったのか」
→これに対して「実は大学の頃、悩んだ事がありまして」とか「人の役に立ちたいから」「カウンセリングの仕事がしたくて」といった答えはNGです。「それじゃあ、他の資格とればよかったんじゃないの?」と言われたら何も言えなくなります。
模範解答は「臨床心理士の資格を取得することで、心理士会が主催している多くの研究会に参加して、さらに自己研鑽を積みたいから」です。これは臨床心理士の資格を持っていないと入れない研修会というのが多くあり、資格を取得する大きなメリットの一つでもあります。

「あなたは臨床心理士に向いていると思うか?」
→これは当然ですが「向いている」「向いていない」と白黒で答えることのできない問題です。カウンセラーをしていて「向いている」と思う時もあれば、「向いていないのでは」と悩む日もあります。大切なのは、そのことに真摯に向き合おうとしている姿勢を面接官に示すことです。
模範解答としては「現時点ではわかりません。日々の臨床の中で悩む日もあると思いますが、それについてはこれからも自分と向き合っていきたいと思っています」です。この点は大学院や河合先生の本でも書かれています。自分の思いを正直に伝えればいいと思います。

ちなみにこれは大切なことですが、臨床心理士の面接試験で問われているのは、あなたが臨床心理士に向いているかどうかではありません。臨床心理士としての姿勢を問われているのです。



↑臨床心理士についての姿勢や在り方について、重鎮の先生方が書かれた本です。非常に読みごたえがあり、面接試験についても役立つと思います。
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臨床心理士資格認定試験の論述問題の対策について


さて、臨床心理士資格認定試験で意外としんどいのが論述問題です。

今回はその対策についてお話します。

論述問題は1001文字以上1200文字以内で出されたテーマに沿って論述することが求められます。

テーマは例えば、「初めてのケースについて書きなさい」「クライエントの沈黙の意味について考えよ」「カウンセリングの枠について思うことを述べなさい」などが出ます。

この論述問題で非常に大切なことは1001以上を書き切ることです。どんなに素晴らしい文章でも1000文字以下であれば問答無用で落とされます。なので、それ以上を書き切ることを目標としてください。

あとは書き方ですが、いきなり答案用紙に文章を書こうとしないでください。途中で詰まった場合、手遅れになってしまうこともあります。
恐らく同時に白紙のメモ用紙も渡されます。そのメモに自分の書きたいことを「起・承・転・結」で簡単にまとめましょう。

まず、何について述べたいか(起)
次に、それについてどう考えているか(承)
そして、それを裏付ける経験や証拠は(転)
最後に、結局言いたいことは(結)

ということをまとめます。
これだけに時間の半分を使ってもいいくらいです。大切なのは相手にとってわかりやすい文章であることです。

それと最後に大切なことですが、あなたの自論のみを展開してはいけません。
例え、あなたが「カウンセリングに傾聴はいらない」と思っていたとしても、そんなとは書かないようにしましょう。
できれば大学院で先生から教わったこと、河合隼雄や臨床心理士の先駆者が常に話していることを中心に書くことがコツです。そうでないと「こいつは何もわかっていない」と判断されて不合格となることもあります。ロジャース、ユング、フロイト、認知行動療法など教科書に載っているメジャーな理論の視点で書けば、まあ受かるだろうと思います。


↑おススメの一冊です。
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臨床心理士資格認定試験(筆記試験)の対策とコツ


臨床心理士資格認定試験は東京で行われます。
10月に筆記試験があって、10月末〜11月に合格の通知があって、11月中旬以降に面接試験があります。
(年によって若干の変動はあります。詳しくはこちらをご覧ください。)
そして12月に合格通知をもらい、晴れて臨床心理士の資格を取得することが可能となります。

そんな臨床心理士資格認定試験ですが、まず筆記試験は専門試験と論述試験があります。
専門試験は5択のマークシートです。範囲は心理学の歴史や基礎問題を始め、臨床心理学やカウンセリング学の理論、精神疾患、学校教育問題、福祉の問題、法律問題、事例の対応などが含まれます。ちなみにできれば押さえておきたいのはロールシャッハテスト(片口かエクスナー法)、WAIS−Vです。結構高い確率で出てくるので、解釈がある程度できていると点数は取りやすくなります。

↓試験対策では下の本がお勧めです。特の過去問題集は傾向が分かるので役に立つと思います。






ちなみに、試験範囲が広範囲で、しかも大学院では教えてもらえないことも多いため、勉強は大学院時代の友達と何人かで集まって行うのが最も良い方法だと思います。例えば、分担して特定の分野をそれぞれ調べてもらい、月に1回ペースでそれを出し合うだけで、調べ物をする時間は確実に減ります。あとはそれを覚えたり、過去問題を全員で考えたりしていくといいでしょう。

試験勉強はかなり心が折れる作業です。仲間同士で助け合って行っていくことが大切ではないかと思います。また実践に関する問題、ただ暗記ではなく覚えたものを活かすような問題が出ます。なので仲間同士で考え合うことで作業効率もアップするでしょう。
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臨床心理士の資格試験と実務経験について


大学院を修了すると、大学院によっては実務経験が必要なところがあります。
第二種指定大学院を修了した場合は、実務経験を1年間必要です。

具体的には、教育相談機関(教育センターなど),病院等の医療施設(心療内科クリニックなど),心理相談機関(福祉の相談機関やEAPの会社など)において,相談員あるいはカウンセラーといった心理臨床に関する臨床実務経験を指します。

ちなみに、非常勤勤務は可です。勤務年数の総計は,週3日以上の勤務は常勤として,週2日以下の勤務は常勤の5割計算で算出し、所定の基準以上の実務経験をクリアする必要があります。まあ週に3日以上、カウンセリング関係で働いていたらOKという計算です。

有給を原則とし,ボランティア・研修等は認められません。また,大学,大学院修士課程在籍中の経験(つまり、実習や先生から紹介されたバイトなど)は該当しません。つまり、お金をもらって、心理臨床に関する仕事をしていたかどうかがポイントとなります。

詳しくは,「新・臨床心理士になるためには」と言う本が出ているので、そちらを読んでみて下さい。
↓ ↓ ↓ ↓


さて、第二種指定大学院になると、こうした実務経験が必要となるため、まず卒業と同時に仕事につかないといけないというハードルがあります。
資格も持っていない、また臨床心理士の取得は順調に行って2年後(1年間は試験が受けられないため)という制約の中で仕事を見つけるのはかなり至難の業です。そのため、大抵は先輩のコネや大学の教授からの紹介がメインとなります。なので、大学院時代での付き合いと言うのは非常に大切です。ただ、そうした紹介も大抵は1日〜2日と言った非常勤の仕事しかないので、最初はいくつかの仕事を掛け持ちすることになると思います。

まあ、できれば第一種指定大学院に行った方がこういう苦労はしなくて済みます。実務経験不要なので、例えば塾の講師をしていようが、サラリーマンの職につこうが、教職をしていようが、受験資格は満たせるのですから。また「確実に取ること」という誓約で常勤の仕事につくことも可能です。

なので、お勧めとしては第一種指定大学院に進学した方がいいかなあと思います。
(まあ、資格を取った後は、一種も二種も全く変わらないですが。受験資格のところで苦労するかしないかの差だけだと思います)

心理学 卒業論文 テーマ
研究室訪問 失敗しない
臨床心理士 仕事 就職
研究計画書 書き方
臨床心理士 給料 相場
大学院試験 勉強 仕方
臨床心理士 仕事 探し方
臨床心理士 大学院 参考書
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臨床心理士指定大学院での修士論文の書き方


専門職大学院ではカウンセリングの事例レポートになりますが、大抵の大学院では修士論文の提出が必須となります。

修士論文では主に二通りあります。
@調査・実験研究
A文献研究


ちなみに、ほとんどの大学院では事例研究を修士論文で提出することはできません。
事例研究は結構なカウンセリングのスキルが要求されます。院生のレベルで事例研究をすることはまずまず不可能です。これは専門職大学院でも事例研究ではなく「事例レポート」となっていることから、いかに事例研究が難しいかわかると思います。

修士論文の書き方ですが、まあ自分が興味持っていることをテーマにすることが大切です。
私はゲシュタルト療法に興味があって、それの質問紙をアメリカから取り寄せて、和訳したものをアンケートに入れて論文を書きました。

友達によっては共感力であったり、精神分析であったり、親子関係であったり、教育であったりと様々です。自分の興味がある分野の本をたくさん読んでそれについての考えをまとめていた人もいました。

修論を書くのであれば、できれば自分の興味ある分野で書いた方がいいでしょう。ちなみに、将来の臨床活動に役立ちそうなテーマで修士論文を描こうとする人がいますが、あまりお勧めはしません。なぜなら臨床の世界をまだ経験もしていないのに、そうしたことを書くのはほとんど不可能だからです。できれば自分の興味・関心のあるテーマに関する本を読んで、その中で疑問に思ったことをメモして行って、それを基にされに文献を読んで、と深く掘り下げてテーマを見つけて行くといいと思います。

ただ、修士論文を書く際に注意しないといけないことがあります。
調査研究をする場合、どうしても統計の知識が必須になる場合があります。臨床心理士指定大学院の先生は臨床やカウンセリングのプロであって、研究者や統計学のプロでない場合もあります。そのため、調査研究の場合、担当の先生が全く統計ができないためかなり苦労する場合があります。しかし、担当の先生以外は忙しいため、修論の相談ができにくいのも事実です。

なので、遠慮なく統計に詳しい友達を作っておきましょう。そして、そうした友達に相談しましょう。修士論文は実質一人で作り上げるのではなく、お互いに助け合って書き上げるものです。そうすた助け合いも貴重な大学院生活の思い出となります。
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臨床心理士の大学院の生活は忙しいけれどバイトする余裕がある


大学院は最初は結構慣れないと思います。
1か月が1年くらいに感じるくらい、最初は濃密でその分疲れも出ます。

しかし、臨床心理士指定大学院ではバイトが出来ないとよく言われますが、そんなことはありません。
大学よりもバイト出来る時間は確実に減ってしまいますが、それでもバイトをする時間は作ることは可能です。

あと、先輩が心理系のバイトを紹介してくれるというのはまあありません。大学院にもよるかと思いますが、大学院がカウンセリングや心理検査を得る機会はまずありません。まあ、簡単なボランティアぐらいならあるかなあと言う感じです。

そういう幻想は最初から持たないことをお勧めします。

一年目は講義がメインです。講義と言っても、全員でレジェメを作って発表し合う形式がほとんどなので、このレジェメづくりに追われることが多いです。多いときで週に何本もレジェメを作ったり、修士論文の計画も作らないといけません。これが大学院が忙しいという理由です。ただ、慣れてきたり、暇な時もあるので、そうした時は結構余裕があります。

まあ、忙しいけれど奨学金に安易に頼るよりも、バイトでお金を稼いだ方が将来的には楽です。なので、ファミレスやコンビニでバイトをすることをお勧めします。じゃないと将来苦労します。

一年目の後半からは、やっとカウンセリングの実習が入ります。
多分大学院生にとって「やった」と思える瞬間です。最初のケースは結構印象深いものがありますし、今でも覚えています。最初のケースほどカウンセラーとしての自分ではなく、地の部分が多く出るので、後で振り返ると結構面白いものです。

そして上の先輩らを見送って一年目は終了。
次は二年目に入ります。
2年目は授業はほとんどありません。ずっと実習と修論作成とスーパーヴィジョンばかりです。これも大学院によってかなり詰め込まれるところと、逆にほとんどケースもなく暇なところと別れます。学会発表や研究会の参加を頻繁にしないのであれば、かなり余裕はあると思います。最低限のことだけやれば、バイトや遊ぶ余裕は十分あるのです、

ちなみに実習先で実習をしますが、カウンセリングのケースを持たせてくれることはほとんどありません。私がもし実習生を担当しても、カウンセリングのケースなんて怖くても持たせれないです。そのため、専ら大学院のクリニックに来られる方のケースを担当することが多くなります。

修論も計画的に進めれば、正月休みも十分作れます。
修士論文を提出し、審査会をクリアすれば修了です。修了式や後の打ち上げは本当に楽しくはしゃいだものです。

ちなみに大学院生活で必ずやってほしいことは次のことです。
それは、一生涯に渡る臨床仲間をぜひとも作ることです。
臨床心理士の世界は一人職場であったり、非常勤を転々とすることが多く、大学院時代の付き合いが何よりも貴重なものとなります。大学院の時に生涯に渡る友人を確保しておきましょう。

いやあ、書いていて、私も大学院の時代をしみじみ思い出しました。
みなさんも楽しい大学院生活を送ってください。
タグ:臨床心理士
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臨床心理士の指定大学院の面接試験で好印象を与えるコツ


筆記試験と相まって、一番頭を悩ますのが恐らく面接試験だろうと思います。

なんせ、どういう答えがベストかわからないですから。
ここでは面接試験をどうパスするか、そのヒントについて書かせて頂きます。

まず面接の最大のコツは謙虚になることです。

自分のカウンセリングの考えを披露する場ではありません。

「なぜ、この大学院を受験しましたか?」
と聞かれたら、
「ここで、こういう勉強・研究をして、臨床心理士として活躍したいと思って受験しました」
と簡潔に短く、答えましょう。

もしくは
「○○の先生の本を読んで、是非その先生の元で勉強したいから選びました」
答えてもいいでしょう。

「こういう問題があって、これを解決していきたい」「ボランティアの経験からこういう問題や課題が見えてきて、それを研究していきたい」は大丈夫ですが、「実はこの理論ではこうした課題がある」と自論を展開したり自分の考えを話すことはあまりしない方がいいです。

そういう物言いは偉そうに聞こえてしまため、先生によっては反感を買ってしまうこともあります。「何を若造が!」と思われます。また、面接はあなたの考えを評価する場ではなく、大学院生としての、臨床心理士としての資質があるかどうかを先生方が見極めるための場です。

そのため聞かれたことに素直に答えること。
臨床心理士はクライエントと適切なコミュニケーションが取れることが期待されています。

面接官が聴きたいこととズレた回答をするのは一番まずいです
(私は一回これで大学院試験に落ちています)

適切に面接官がわかりやすいように答えることが必要です。
この辺りは非常にチェックポイントになっているのではないかと思います。

ポイントは、
「なぜ、この大学院に入ろうと思ったのか」
「大学院に入ってどうしたいのか」
「大学院を終了した後どのようにしたいのか」
「臨床心理士に必要な応答力、コミュニケーション力があるかどうか」
です。

この辺り答えられるようになっておくといいだろうと思います。
タグ:臨床心理士
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