指導してくれる先生のことを
スーパーヴァイザーと呼びます。
(指導される側は
スーパーヴァイジーと呼びます)
さて、このスーパーヴァイザーですが、
あなたのカウンセリングのスキルや腕前は
このスーパーヴァイザーによって
大きく分かれるといっても過言ではありません。
自分に合わないスーパーヴァイザーだった場合は、
正直な話あなたの臨床のスキルは
全く向上しないばかりか、
逆にダメカウンセラーになってしまう
可能性もあります。
それだけ自分に合った
スーパーヴァイザーを選ぶことは
大切なのです。
さて、そんなスーパーヴァイザーの
選び方ですが、その見つけ方について
お話します。
まず、研修会や講演会
(なるべくこじんまりしたもの)に赴き、
その先生の考え方や理論、雰囲気が
自分に合っていたと感じたら、
その人は自分に合ったスーパーヴァイザーに
なれる可能性が高いです。
ただ、一回だけではわからないので、
継続的に行きましょう。
そして、顔見知りから仲良くなりましょう。
あと、良いスーパーヴァイザーに
資格は関係ありません。
臨床心理士でなくても、
良いスーパーヴァイザーになれる人は
たくさんいます。
大学の教授だから良いとは限らないのです。
まずはあなたの感性を信じましょう。
そして、「ヴァイザーになってほしい」
とお願いするのです。
そこでOKが出て、日程調整ができたら、
スーパーヴィジョンが開始されます。
また、良いヴァイザーは
ダメなことをはっきりといいます。
できていないところをしっかりと指摘し、
良いところはちゃんと言ってくれます。
また、質問にもきちんと
答えてくれるヴァイザーは良いです。
そうしたかかわりの中で、
「この人がヴァイザーで良かった」と
あなたが感じることができれば、
良いスーパーヴァイザーを
選べたんだと思います。
この辺りは、感覚的なものが
多分に含まれています。
その感覚にどれだけ正直に感じることが
できるかが大切です。
ぜひ、自分に正直になって
よいヴァイザーを見つけましょう。