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うつ病の治療に有効な認知行動療法(CBT)とは



認知行動療法(CBT)というのを聞いたことがある方は結構おられるかもしれません。

特にイギリスでは「うつ病に効果がある」として保険適用になっています。


ちなみに日本でも認知行動療法が保険適用されているのですが、残念ながら医師が行った場合のみであり、カウンセラーが行った場合は保険適用されません。


さて、認知行動療法(CBT)ですが、これはベックの認知療法、アルバート・エリスの倫理療法から出発し、その後行動療法の技法を取り入れて発展してきました。


行動療法との大きな違いは、「認知」に焦点を置いているところでしょうか。


認知とは簡単に言えば、「その人がその出来事をどう捉えて、受け取ったか」です。


例えば、パニック障害という病気は、パニック発作(過呼吸や手足のしびれ)が現れた時に、その発作を死ぬほど危険なものと認知した(捉えた)ために、それが起こり得るような状況や場所を避けてしまうために起こります。

そして、同じような状況に陥ると、「またあの発作が起こるような条件がそろっている」と認知すると体が反応してしてしまい、結果としてパニック発作が現れて、さらにその場所を避けるという悪循環に陥ります。


しかし、実際はパニック発作とは放っておけばだんだんと収まってくるものですし、死に至るようなものではありません。

そのため、パニック発作が起こっても大丈夫!という認知ができるようになれば、自ずと症状が改善します。


うつ病の方の多くは「自分はダメな人間だ」という認知をしてしまい、その結果うつ症状が長引いてしまいます。そこで、認知行動療法では「自分ができるところ」を見つけて行くことで、「自分はダメな人間ではない」という認知を促すことで、うつ病の改善を図ります。

というと、非常に簡単なように見えますが、認知行動療法ができるようになるためには、クライエントの悩みをしっかりと聴けるセンス、カウンセリングの基本的な技術が身についていないとできません。なので、基本のロジャース理論や精神分析をしっかりと学び、習熟した上で、使いこなせるようになっていただきたいものです。
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スクールカウンセラーが常勤職となる可能性は?



スクールカウンセラーは現在は非常勤職です。
確かに時給5000円は魅力的ですが、年間210時間以上は働けないという制約がああります。
(自治体により異なりますが・・・)

いくら日給が3万とはいえ、年間にすれば105万程度しかもらえない上に、非常勤職なので有休はないし、何かあれば仕事を辞めざるを得ません。

不安定な非常勤職なのです。

では、スクールカウンセラーが常勤職になる可能性はあるのでしょうか?

残念ながら、その可能性はほとんどないでしょう。

その一つは、財源の問題です。

スクールカウンセラーを1つの学校で週5日の常勤で雇うとなると、間違いなくその分のお金が足りません。
常勤になれば、最低でも一人につき、年収400万円分の財源を確保する必要があります。
当然ですが、そこまでのお金は今の日本には難しいです。

まあ、一人のスクールカウンセラーが複数の学校を担当するという形での常勤職であれば可能性は高いですが、ずっと学校にいる・・・というのは難しいですね。

もう一つは、今のスクールカウンセラーは非常勤であることを最大限に生かしたシステムを構築しているということです。
例えば、スクールカウンセラーは比較的自由に子どもや保護者と関わることが許されています。
これは、ある意味非常勤だから可能なんですよね。
また、教師の相談も請け負ったり、学校が対応するには難しい相談を受けることがありますが、これも非常勤で第三者の立場であるからこそ可能なやり方なんです。

そのため、スクールカウンセラーが常勤職となってしまうと、せっかくの良さが生かされななってしまう可能性があります。

結論を言えば、スクールカウンセラーは非常勤職という働き方で、財政的にもシステム的にも安定している面があります。
そうした面でも、常勤職になるのは難しいのではないか・・・というのが私の考えです。

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中卒・高卒でカウンセラーになるには



時折、中卒・高卒で心理カウンセラーになりたいという人がいます。

そして、「カウンセラーになるにはどうすればいいのか?」と相談があるのですが、これに対する私の意見としては「なることはできる」です。ただ、「就職は難しい」というのが正直な感想です。

中卒で心理カウンセラーになることはできます。

中卒でも資格を与えてくれるカウンセリングスクールはたくさんあるので、そこに行けばカウンセラーの資格をゲットできるので、なることは可能です。

ただ、中卒の人がつける仕事はせいぜいバイトかタイル貼りかとび職くらいです。

(厳しいですがこれが現状です)

営業の正社員だと、大抵高卒からです。

また、高卒の場合ですと、まず医療機関や相談に関する仕事での就職はできません。

カウンセリングルームの開業とか会社の起業でもしなければ、カウンセラーの仕事を行うのは難しいでしょう。

まあ、高卒だと、電話相談や傾聴ボランティアの仕事はありますので、中卒よりかはかなり仕事の幅は広がりますが、それでも大卒よりかは限界があります。

なので、これは厳しい現実ですが、中卒や高卒でもカウンセラーになることは可能ですが、カウンセラーの仕事は、大卒や大学院修了など、高学歴であった方が付きやすいの現実です。

なので、中卒の方は、高卒認定試験や定時制や通信の高校に通うなどして、まず高卒の資格を持っておいた方が良いでしょう。

高卒だけでも大分カウンセラーの仕事の幅は広がります。

また、高卒の方は、放送大学など通信制の大学に行き、大卒の資格を取得することをお勧めします。

(特に心理学系の大学を卒業されると、その方向での仕事にはつきやすいですし、認定心理士や産業カウンセラーの受験資格ももらえるので、有利になります)

中卒・高卒でもカウンセラーになるには、まずは地道に高卒・大卒の資格をとることをお勧めします。
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メールカウンセラーになるのに必要な資格とは?



副業としてメールカウンセラーはおすすめです。

ブログでうつ病や心の悩みに関することを書いて、記事の下の方に「○○までのメール相談はこちらまで」とリンクを貼れば、月に何人かはメールカウンセリングの申し込みをしてくれます。

メールカウンセラーになるのに必要な資格というのは特にありません。

ただ、基礎知識すらないのであれば、メールカウンセリングなど到底できないので、できれば勉強がてらに資格を取得しておくといいでしょう。

おすすめはメンタル総合心理W資格取得講座
です。



一般的なカウンセリング技法に加えて、家族療法や行動療法などメールカウンセリングでも使えるテクニックも学ぶことができます。

ただ、問題はメールカウンセリングは無料だったらいいとか、安ければ相談に来るとか、そういうものではないということです。

おそらく、「無料で相談します」とブログに書いただけでは、メールカウンセリングの申し込みをしてくれることはあまりないです。

理由は、コンテンツが乏しいからです。

例えば、うつ病のブログを書いたところで、読んでも「うつ病は眠れないとか食欲がないとかの病気です」しか書いていなければ、メールカウンセリングを申し込むことはおろか、ブログを読んでくれることもしてくれません。

「うつ病の原因はすぐにネガティブなことを考えてしまう性格にあります。ただ、これは生まれつきの性格によるところもあるので、その場合は自身の性格と上手に付き合うことで改善しやすくなるでしょう」

くらいのことを書いておくと、「この人に相談すればもしかして改善するのかな?」と思わせることができるかもしれません。

そうなると、メールカウンセリングへの申し込みの可能性が高まります。

このように見ていくと、資格を取得したり、カウンセリングの勉強をすることは前提として大事なのですが、いかに「この問題は確実に治せるよ」とクライエントに思わせるように、その分野について専門的な知識を持っておくことがかなり大切です。

その知識を使ってブログを書いていくことで、そのブログから「メールカウンセリングの申し込み」を得られるようになると、副業でメールカウンセラーとして稼ぐことが可能になります。


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公認心理師の就職状況や収入の現実はどうなる?


近々、公認心理師が国家資格として認定されるようになります。

平成30年からということなので、それは遠い未来ではないでしょう。

となると気になるのは、公認心理師の就職状況や収入面です。

私は臨床心理士として働き、いろんな職業を経験してきました。

病院もスクールカウンセラーも福祉事務所も療育施設も産業カウンセリングもフリースペースも経験してきました。

そして、心理臨床の就職状況がどれだけ不安定で、どれだけ収入が低いかも経験しています。

臨床心理士の収入と仕事の状況について―カウンセラーの現実

そういう現状を打破したいからこそ、国家資格として公認心理師を導入しようとする狙いがあります。

ただ、私個人の意見を述べるならば、公認心理師ができたところで心理臨床の就職状況が改善されることはまずないでしょう。

なぜなら大学院を修了してなることができる臨床心理士ですら、先ほどの就職状況です。

大学卒の公認心理師ができたところで就職がしやすくなることはありません。

むしろ、供給過多となり就職の倍率がかなり上がってしまったり、それなのに収入はさらに安くなるという悪循環を生むのではないかと危惧しています。

これはロースクールができたことで、かえって弁護士が供給過多となり、仕事が逆になくなってしまったり、安いところの顧問弁護士にしかなれなかったりということと同じことが起こるはずです。

そうなると、経験が全くない中で、カウンセリングルームを開業したり、時給800円程度で研修制度が充実していないクリニックにアルバイトをするくらいしか道はなくなるでしょう。

お金がないと研修に行けなくなるので、臨床の腕はますます落ちます。

もし、若い方で公認心理師を目指すのであれば、その上の臨床心理士は絶対に取りましょう!!

それがなければ、取ったところで、ほぼ無意味だろうと思います。
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